アマニ,ニップンのアマニ
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第5回アマニセミナー 健康な身体と栄養

第5回アマニセミナー 健康な身体は食事からアマニセミナー 育脳から認知症予防まで


大宮レディスクリニック院長 出居 貞義 先生/ 料理家・栄養管理士 小山浩子先生

栄養摂取が戦後変わってきた

小山先ほどからの出居先生のお話しを、私も皆さんと一緒に聞いていました。健康な身体を保つのにも、妊孕性を高めるためにも、食事と栄養摂取が大事なんですね。出居先生、栄養とその働きといったあたりをもう少し教えてください。

出居私たちの栄養源としては、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素が基本になっています。これらがエネルギー源となり、身体の組織をつくり、生理作用の調整を行なっています。五大栄養素のバランスが良くないと、健康な生活が維持できないわけです。

小山この五大栄養素ですが、戦後から現在までずいぶんと摂取状況が変わってきていますよね。

出居先ほどからの話しにもありますように、炭水化物はカロリーで見ると半分近くにまで減っています。しかし、皆さんそのことに気づいていないのが現状です。一方で、脂質は倍に増えています。たんぱく質はそれほど変わっていません。

小山炭水化物というと、私たちはお米やパン、麺類などから摂っていますが、その中でも変化に違いがありますね。

出居お米と小麦を合わせて見ると、全体として消費量は減っていますが、分けて見ると、お米は減って小麦は増えています。もうしばらくすると、逆転するのではないかと思われます。

食の欧米化が進んでいる

小山これを見ると、日本人がこの50年で和食をあまり食べなくなり、食の欧米化が進んでいるのかなと思います。

出居そうですね、脂質摂取量の変化を見てもそれがうかがえます。1970年頃に、日本にファストフード店ができて、店舗数が増えました。それによって私たちの食生活に、ハンバーグ、唐揚げ、フライドチキンが入ってきて、脂肪摂取量が増加しました。そして、肉と魚の摂取量を見ますと、2006年に肉類と魚介類の摂取量が逆転し、2009年以降その差が拡大しています。

小山その結果、生活習慣病が増えているのかとも思います。そして肉にも魚にも脂肪は含まれていますけれど、その脂肪酸は質が違いますね。肉と魚では、たんぱく質やコレステロールの値はそれほど違いはありませんが、肉は飽和脂肪酸を多く含み、魚は多価不飽和脂肪酸を多く含んでいるわけですね。

多価不飽和脂肪酸を補う必要

大宮レディスクリニック院長 出居 貞義 先生/ 料理家・栄養管理士 小山浩子先生

出居飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の割合は、3対4対3というのが理想と言われていますが、私たちの食生活では、飽和脂肪酸が多く多価不飽和脂肪酸が少ないのが問題になっています。

小山そうすると、多価不飽和脂肪酸を補う必要があるわけですね。

出居そのとおりです。多価不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸は、身体の中に起こる炎症を防ぐ働きがあります。日本人の病気の変化を見ますと、50年前には、寄生虫による病気や結核といった感染症が多かったのですが、現在では、昔はなかったアレルギー性の鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくが増えています。炎症は、うつ、ガン、認知症、動脈硬化などにも関係しています。かつてはオメガ3系脂肪酸を多く摂っていたため、炎症を防いでいたことが考えられるわけです。

小山炎症を予防することが大事なのですね。

出居脂肪酸には大きく分けて、さきほどから挙げている飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。

小山悪者になりがちなのは(笑)飽和脂肪酸ですが、どれも必要なものではあるわけですね。ただ、摂り過ぎには注意が必要ですね。

炎症を抑えるオメガ3系脂肪酸

出居憶えておきたいのは、多価不飽和脂肪酸は必須脂肪酸とも呼ばれて、体内では合成できず、必ず食品から摂らなければいけないということです。

小山ところが、多価脂肪酸の中には、オメガ3(n-3)系脂肪酸とオメガ6(n-6)系脂肪酸があって、オメガ3(n-3)系脂肪酸は炎症を抑える働きがありますが、オメガ6(n-6)系脂肪酸は炎症を助長することがありますね。

出居そうです。オメガ6系脂肪酸は普段の生活でも多く摂っていますから、やはりオメガ3系脂肪酸を意識して摂ることが大切です。私が子どもの頃、落花生を食べ過ぎて鼻血を出したことがありますが(笑)、今考えると、これはオメガ6系脂肪酸の摂り過ぎによる炎症が原因だったのかと思います。

小山落花生はまさにオメガ6系脂肪酸ですからね。この両者の区別は少し分かりにくいですけど、オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の違いもしっかり覚えておきたいですね。

ドイツのスーパーマーケットでは

出居そして、オメガ3系脂肪酸の中でも、α-リノレン酸はまさにこのセミナーで紹介しているアマニに多く含まれているんですね。欧米では、アマニをたくさん食べていると聞いています。

小山以前、ドイツに行った時に、スーパーマーケットにアマニの専門コーナーがあって、それがとても広いスペースで、いろいろなアマニ製品が置いてありました。私はドイツ語はわかりませんが、アマニのかわいい紫色の花を知っていましたので、パッケージに印刷してあるアマニの花の写真を見て、それらがアマニ製品であることがすぐにわかりました。肉を多く食べる分、アマニを摂ることでα-リノレン酸も多く摂取しているのかなと思いました。

出居欧米では、アマニをとても大切にして日常の食生活に摂り入れているのですね。欧米の多くの国では魚をあまり食べないので、青魚に含まれているEPAやDHAを魚から取ることが少ないのですが、アマニに多く含まれるα-リノレン酸は、身体の中でEPAやDHAに変化するのです。

小山アマニを食べることで、α-リノレン酸を取り、EPAやDHAを摂ることにもなるわけですね。

「香ばしくておいしいですね!」

大宮レディスクリニック院長 出居 貞義 先生/ 料理家・栄養管理士 小山浩子先生

出居さて、それでは実際に日常の食事の中でどのようにアマニを摂るのか、その例を教えてください。

小山はい、ここまで勉強した知識を、さらに行動に移す行動変容が大切だと思います。OLの方ですと、ランチはサンドイッチを食べる方も多いと思いますが、その時に、携帯できるスティックタイプの『ローストアマニ粒』を中に振りかけます。出居先生、召し上がってみてください。

出居小山先生、じょうずに1袋振りかけましたね(笑)。いただきます。あ、うん、これは香ばしくておいしいですね!

小山この食べ方は、栄養補給にもいいですし、おいしくなります。血糖値が気になる方にもおすすめです。それから、納豆やお豆腐にアマニ油をかけるのもいいですよ。大豆にはオメガ6系脂肪酸が多く含まれていますから、アマニ油をかけることで、オメガ3系脂肪酸を補うことができます。また、お醤油を減らしてもおいしくいただけるので、減塩の効果もあります。

出居少しメタボ気味の方にもいいですよね。

ヨーグルトの食べ方スペシャルバージョン

小山はい。そして、ヨーグルトにもアマニはおすすめです。ヨーグルトは栄養豊富ですが、食物繊維は摂れません。そこでヨーグルトに『ローストアマニ粒』と、さらにスペシャルバージョンで『アマニ油』を加えてもいいですね。これは最高においしいです!

出居これも本当においしそうですね。

小山食生活を改善するといっても、一からすべて作り替えるというのはなかなか難しいものです。でも、こうやって日常の食事の中にアマニを取り入れるだけで、改善ができるのです。お素麺のおつゆに、すりゴマの代わりに『ローストアマニ粉末』を入れるのも手軽でおいしいですよ。

出居私なども、忙しい毎日でつい粗食になりがちですが、アマニを食事に摂り入れ始めるようになりました。納豆にアマニ油を入れますが、これはアマニ油が納豆のにおいを緩和してくれるという効果もあるようで、エチケットにも役立っています。

小山納豆にコクもでますよね。いいものを食べて、続けることが大事ですが、アマニは何にでも簡単に摂り入れることができるので、そうした食生活を続けられそうですよね。

アマニを取り入れたメニューいろいろ

小山さて、もう少し、アマニを摂り入れたメニューをご紹介します。
 卵かけご飯やカレーライスのご飯に『ローストアマニ粒』をかけるのもいいです。カレーは飽和脂肪酸の多いメニューですから、バランスが良くなりますよね。
 ニップンの『ローストアマニ粒』には、食物繊維やアマニリグナンが多く含まれているので、炭水化物を多く含む食品と一緒に摂ることがいいと思います。
 そこで、先ほどのご飯、それにパンやパスタにいいですね。パンケーキを焼く時に生地に入れるだけでなく、表面にかけると香ばしくなります。
 それから、市販のポテトサラダを食べる時にも、ぜひアマニ製品を加えていただきたいと思います。
 『ローストアマニ粉末』は、ゴマの代わりとして、野菜に和えたり、お素麺のおつゆ、しゃぶしゃぶのタレにもいいです。
 そして『アマニ油』は、飽和脂肪酸を多く含む肉料理やオメガ6系脂肪酸を多く含む大豆製品に合わせていただくのがいいと思います。
 最後に、アマニを加えることで得られる健康効果の一部をご紹介します。
・高GIから低GIへの効果。
・細胞を新しくする必須アミノ酸を補う。
・食物繊維を補うことで腸内の環境改善。
・ビタミンBを補って代謝を高める。
・カルシウム、カリウム、マグネシウムで血圧を調節する。
・オメガ3系脂肪酸の摂取で生活習慣病のリスクを低減。
 こうした効果が得られるアマニを、ぜひ皆さんの食生活に取り入れていただきたいと思います。

出居アマニは炎症を抑える効果も期待できます。また女性の健康に役立つビタミンEの一種であるγ(ガンマ)-トコフェロールも豊富です。それに携帯できるアマニ製品があるのもうれしいですね。日本の食文化に、これからアマニがどんどん取り入れられると、本当にすばらしいと思います。

アマニ粒を使ったレシピいろいろ

主食にアマニ粒を使うレシピで、日常的にアマニを摂取できます。

ご飯とアマニ粒



小麦粉とアマニ粒



芋・パスタとアマニ粒


先生プロフィール

大宮レディスクリニック院長 出居 貞義 先生

出居 貞義 先生

■ 大宮レディスクリニック 院長

平成3年 信州大学医学部卒業
平成3年〜5年 自治医科大学産婦人科学教室 レジデント
平成5年〜9年 自治医科大学大学院 発達・生殖先攻、
                     医学博士となる
平成9年〜10年 自治医科大学産婦人科助手
平成10年〜16年 関連病院の産婦人科部長や自治医科大学
             産婦人科不妊部門の主任を歴任
平成16年6月〜 大宮レディスクリニック開業 院長

玄米酵素などの自然食品による妊娠率の改善経験から、不妊治療に栄養を取入れる必要性に気づく。
5年前から始めた、分子整合栄養学にて採血結果からどのような栄養素が欠乏しているかが分かり、またそれを治療するためのドクターサプリメントの出会いから、積極的に栄養療法を不妊治療に取入れている。
その効果は大きく、今まで卵巣年齢を示すAMHの値は良くならないと、マスコミや有名な先生が話されている事が誤りである事がわかった。
栄養学の恩恵は、計り知れず、その素晴らしさを伝えて行く事が私の使命と考えている。

【著書】
・「細胞内診療」 (共著 メタモル出版)
・「赤ちゃんがほしい人のための栄養レシピ」 (共著 池田書店)


料理家・栄養管理士 小山浩子先生

小山 浩子 先生

■ 料理家/管理栄養士/フードビジネスコーディネーター

大手食品メーカー勤務を経て、2003年フリーに。 料理教室の講師やコーディネイト、メニュー開発、栄養コラム執筆、NHKはじめ、健康番組出演 等幅広く活動。
料理家としてのキャリアは20年以上。これまでに指導した生徒は5万人以上に及ぶ。著作も多数あり、『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(主婦の友社)で、2014年グルマン世界料理本大賞イノベイティブ部門 世界第2位を受賞。
健康と作りやすさに配慮したオリジナルレシピにファンも多い。

【テレビ出演歴】
・TBS 「はなまるマーケット」「ミルク書」「駆け込みドクター」「Nスタ」
・日本テレビ 「ヒルナンデス」「ZIP」
・NHK 「生活ホットモーニング」「あさイチ!」「サキどり」「すいえんサー」「ゆうどき」
・テレビ東京「レディス4」
・フジテレビ「スーパニュース」※管理栄養士として レギュラー出演
・ショップチャンネル  他多数

【現在の活動】
・JA健康寿命100歳プロジェクト推進委員
・パナソニックエコソリューション (株) 客員講師
・スーパバロー クッキングパートナー巻頭特集連載
・コープネット事業連合 小山浩子のきらレシピ毎週載
・ジャパンフードコーディネータースクール講師
・奈良コープ レシピ提供
・東京都農林振興財団、料理教室専属講師、 食育アドバイザー
・千葉県地域酪農振興会委員
・商品開発、新聞、 雑誌 、食品メーカーへレシピ提供、コラム執筆  ・・・他

【書籍 他】
・「毎日食べたいミルクのレシピ50」( 関東生乳販連発行)
・「食育図鑑」 (共著 群羊社発行)
・「ミルク世紀」 (アートディレクター寄藤文平氏とコラボレーション 美術出版社発行 )
・「頭の良い子に育つ脳レシピ」 (日東書院発行 )
・「くらし方がかわる ! おうちでごはんを愉しむIHクッキング」(小学館発行)
・「目からウロコのおいしい減塩 乳和食」(主婦の友社発行グルマン2014受賞
・牛乳たすだけ減塩レシピ(アスコム)